四季折々、色んな表情を見せる毛越寺ですが、個人的には紅葉のシーズンの次に好きな冬景色をご紹介します。小雪舞い散る中での初詣や、1月20日の大寒の日に行われる勇壮な火祭り「二十日夜祭」など、先達から脈々と受け継がれてきた文化の薫りや、その場に立ち尽くすと、身も心も正される思いのする厳粛な雰囲気が、何ともいえぬ荘厳な世界へと導いてくれます。 今年の6月には、2度目の世界遺産の登録審査が行われますが、是非とも登録を確実なものとし、此処奥州平泉の地に息づく浄土の思想や文化を、広く世界に知って頂くことを希っています。